全国各地の焼き物の産地で開催される陶器市。
さまざまな作品が出品され、なかなか手に入らない作品や掘り出し物などと出会えることも。
特に秋と春は陶器市シーズンで、全国各地で毎週のように開かれていますが、
「うつわブーム」もあって、年々その盛り上がりは増してきています。
小規模なものから大規模なものまで、各地で開催されている陶器市。
なかでもうつわ好きなら訪れたい、5つの陶器市をご紹介します。
また、陶器市に行くときに気を付けておくべくことも合わせてお伝えします。
【益子陶器市】 |
春のGWと秋の11月3日頃、年2回開催されています。
約500ものテントが立ち並び、春秋合わせて60万人もの来場者でにぎわいます。
陶芸作家さんや職人さんとの会話も楽しみながら、作品を購入できるチャンスです。
日程:2019年4月27日~5月6日、11月1日~5日
出店:500店
会場:栃木県益子町
公式HP: http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/
【笠間の陶炎祭(ひまつり)】 |
年々人気が上昇、入場者数は50万人を超えています。
自由な作風の笠間焼のさまざまな作品と出会うことができます。
笠間の会場と益子陶器市の会場を結ぶ臨時バスも出ているので、2つを1度に楽しんでしまうのもいいかも。
日程:毎年4月29日~5月5日
出店:200以上
会場:茨城県笠間市 笠間芸術の森公園
公式HP: http://www.himatsuri.net/
【九谷茶碗まつり】 |
2019年で111回を迎える九谷茶碗まつりは三大陶器市の1つ。
九谷焼をお得に手に入れられるチャンスとあって、3日間で全国から約20万人が訪れます。
日程:毎年5月3日、4日、5日の3日間
出店:約50店(2018年)
会場:石川県能美市 九谷陶芸村
公式HP: http://www.kutani.or.jp
【有田陶器市】 |
来場者数120万人を誇る歴史ある陶器市。
約4キロものメインストリートに500店が出展しています。
有田焼をお得に購入できるチャンス。
グルメやフォトコンテストなどのイベントも盛りだくさんです。
日程:毎年4月29日~5月5日
出店:約500店
会場:佐賀県西松浦郡有田町
公式HP:http://www.arita-toukiichi.or.jp/
【信楽作家市】 |
13回目を迎えた比較的新しい陶器市。
信楽だけでなく、全国からものづくりに励む陶芸作家さんを募り、開催しています。
来場者数は5万人以上と、年々盛り上がりを見せています。
秋に開催されるセラミックマーケットは滋賀の作家さんの陶器市になるので、そちらも注目です。
日程:毎年5月2日~5月5日
出店:100~150店
会場:滋賀県甲賀市 陶芸の森
公式HP: http://www.shigaraki-sakkaichi.com
【陶器市の注意点】 |
◎事前に情報を入手しよう!
特にご紹介した5つの陶器市は年々人気が増していて、会場周辺は駐車場に入れなかったり、会場行きのバスは大混雑だったりといったこともあります。
また人気作家さんのブースは入場制限があったり、事前抽選に当たらないと入れないようなところもあります。
しっかり下調べをして、訪れましょう。
◎カバンは大きめのものを!
陶器は重いので、かなり荷物になってしまいます。
たくさん買いたいなと考えている方はキャリーバッグなどがおすすめです。
また、それほど購入予定がない方も、リュックなど両手があくカバンだと安心です。
◎早めの時間がおすすめ
会場の近くの駐車場は朝早くに満車になってしまったり、人気の作品などは早くになくなってしまうことも。
早めの時間から訪れるのがおすすめです。
◎出展作家さんをチェックしよう
どのような作家さんが出展されるのか、事前に確認しておくと、より楽しめます。
ご紹介したような大規模な陶器市は開催場所も広いため、あらかじめ注目の作家さんをチェックしておくといいでしょう。
行楽シーズンでもある秋の陶器市、観光気分で訪れるのも楽しいものです。
陶器市でしか出会えないうつわを探して、ぜひお出かけしてみてください。