陶芸にはいろいろな作り方があります。
電動ろくろを使って作る方法のほか、粘土の玉から形を作る「玉作り」、
粘土をひも状にして積み上げることで形を作る「ひも作り」、
粘土を板状にして作る「たたら作り」など方法はさまざまです。
→たたら作りについてはこちらの記事参照
ここでは手回しのろくろを使った「ひも作り」の方法を写真とともに解説します!
ひも作りでおちょこを作ろう!
①土を練る
陶芸の基本です。
空気が入らないように粘土を捏ねていきます。
粘土の質を均一にするようにしっかり練ります。
②底面を作る
土をひとにぎり取り、底の部分をろくろにしっかりつけます。
このような感じです。
③ひもを作る
指の太さほどのひもを作ります。
ゆっくり力を入れて一定の太さになるように作ります。
ぐるりと一周する長さで切ります。
④ひもを接着する
接着面にはキズをつけたあと水をつけて、くっつけていきます。
接着面の線がなくなるように内側と外側を指でなぞってしっかりと着けます。
⑤ひもを作って接着を繰り返す
お好みの高さが出るまでひもを積み上げていきます。
おちょこの場合2,3個積み上げます。
⑥厚さを整える
厚みを薄くして、飲み口を整えていきます。
これで成形は終わり!
⑦裏を削る
少し乾燥させたあと、裏に向けてろくろの真ん中に作品を置き、固定します。
へらを使って削っていきます。
お好きな形に削れたら、真ん中にサインを入れて完成!
その後、しっかり乾燥させて素焼き、施釉、本焼きをします。
自分で作ったおちょこで飲むお酒の味は格別。
このひも作りではおちょこだけでなく、お茶碗や小鉢、コップ、花びんなどさまざまなものを作ることができます。
高さの高いものを作ることができるのも、積み上げて作るひも作りだからこそできること。
手作りのあたたかみ溢れる作品を作ることができます。
ぜひひも作りでお好きなうつわに挑戦してみてくださいね!
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